プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画評「スプライス」

<<   作成日時 : 2011/09/09 09:16   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

☆☆(4点/10点満点中)
2008年カナダ=フランス映画 監督ヴィンチェンゾ・ナタリ
ネタバレあり

「CUBE」の一発アイデアのおかげで映画を撮り続けることが出来ているヴィンチェンゾ・ナタリのSFサスペンス。

製薬会社の研究室で様々な難病に役立つタンパク質を作り出す研究を続けている生物学者夫婦エイドリアン・ブロディ―とサラ・ポリーが、科学者としての欲望に堪え切れず自ら開発した新生物に人間の遺伝子を加えた生命体を作る実験を始めてしまう。最初はカンガルーみたいだったその生命体は、この手の作品の定石で物凄いスピードで成長、次第に人間の女性らしい形態を帯び、人間の言葉を理解し、夫婦の生活を学習した結果、ブロディーに色目を使って関係を結んだ後最後の変態を終えて手に負えない怪物になってしまう。

遺伝子操作という比較的新しい技術をテーマにして入るものの、基本は「フランケンシュタイン」もどきのマッド・サイエンティストものである。ところが、本作に出て来るマッド・サイエンティストは中途半端で妙に人間的なところがあるので映画として全く変てこな具合になっている。
 彼ら特に彼女はそもそもマッドなのだから常識通りに行動しなくても良い。しかし、一般人より高級な頭脳を持っていることになっているのだから自分の母親が持っていた納屋を隠し場所にしたり、死んだのを科学的に確認しないで埋めるなんて阿呆なことをしてはいけない。常識を外れるのと常識以下というのは全く違う概念でござる。

自分の作った怪物に襲われるというのもこの手の作品の定石で、新生物がメスからオスに変化するという伏線を入れておいたのは良かったのか否か。卑怯などんでん返しにしなかったという意味では買いたいが、それほど誉められるものでもないだろう。

そろそろもう一発当りを取らないと、ナタリは先がないかも。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
スプライス
公式サイト。原題:Splice(遺伝子接合)ヴィンチェンゾ・ナタリ監督、エイドリアン・ブロディ、サラ・ポーリー、デルフィーヌ・シャネアック、シモーナ・メカネスキュ、デヴィッド・ヒ ... ...続きを見る
佐藤秀の徒然幻視録
2011/09/09 09:18
スプライス/エイドリアン・ブロディ
予告編が面白そうだったので楽しみにしていたのですが、公開規模は意外と小さいんですね。『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督が法と倫理を破り人間と動物のDNAを配合して新たな生 ... ...続きを見る
カノンな日々
2011/09/09 09:20
スプライス(2008)◆SPLICE
禁断の実験で生まれた&amp;ldquo;美しき新生命体&amp;rdquo;──人類はその進化に後悔する。 Tジョイ京都にて鑑賞。10日は1000円デイということで早速鑑賞して来ました。2007年11月に撮影が始まり、翌2008年2月撮影終了。カタロニアやサンダンス映画祭で... ...続きを見る
銅版画制作の日々
2011/09/09 18:07

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
『CUBE』は、おもしろい作品でしたが・・・
2、3とシリーズ化したらがっかりな作品に終わりました。
新たなアイデアを考え出さねば並んでしょうね。
ねこのひげ
2011/09/10 18:58
ねこのひげさん、こんにちは。

「CUBE」は「SAW」の作者たちにアイデアを与えたと思いますが、シリーズとしては「SAW」に負けましたね。

当たりのないナタリ・・・実は洒落のつもりでしたが、太字にしませんでした(笑)
オカピー
2011/09/10 19:38
当たりのないナタリ・・・気がつきませんでした。
すいません(-_-;)
ねこのひげ
2011/09/11 04:24
ねこのひげさん、こんにちは。

太字にすれば一発なんですけどね^^
こちらこそすみませんでした。
オカピー
2011/09/11 11:04

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
映画評「スプライス」 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる