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zoom RSS 映画評「ソフトボーイ」

<<   作成日時 : 2011/08/04 09:48   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2010年日本映画 監督・豊島圭介
ネタバレあり

素人同然の若者たちが運動部や文化部に集められて色々な騒動を経て活躍するという作品は周防正行が監督した「シコふんじゃった。」が先鞭を付けたと思うが、現在に続くブームを起こしたのはやはり矢口史靖監督「ウォーターボーイズ」だろう。

佐賀県、県内に唯一の男子ソフトボール部を創部して自動的に全国大会に行こうと企む高校生・賀来賢人が幼馴染のシェフ志望・永山絢斗を誘ったのを手始めに何とか9人かき集めるが、女子高同然の学校に碌な男子はいない。
 甲子園地方予選決勝まで行ったことを唯一の誇りとしている教師・大倉孝二を監督にスタートするが、世の中そんなに甘いものじゃない、強豪の大分県代表と試合をする必要があると判明する。
 ところが、相手が暴力事件を起こした為(殆ど冤罪です)不戦勝で全国大会に出場することになる。しかも3回まで0−0と予想外の健闘、しかしその後4回に遂にボロが出る。

というお話で、試合展開ならぬ試合での模様には「ROOKIES-卒業-」に似たところもあるが、選手たちの交錯があっても前述作のように一々試合が止まるような感じにならず、程良い程度に収められていて好感が持てる。最初からコメディーを目指した本作と、所謂スポ根映画の違いと言えばそれまでだが。

賀来君が単なるお調子者なのに人好きのする人物であるという設定が上手く機能して、試合前のエピソードの数々に楽しませて貰えるのみならず、恐らく誰もが予想しないどんでん返しに見事に繋がっている。どんでん返しとしても観客の思い込みを利用して誠に鮮やか、映画的に中盤以降モタモタし続けた「ROOKIES-卒業-」を上回ること数段であります。

全国大会と言っても甚だ寂しいものでありました。少なくとも今では女子サッカーよりも注目されていないでしょう。

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ソフトボーイ/永山絢斗、賀来賢人
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カノンな日々
2011/08/04 11:25
10-163「ソフトボーイ」(日本)
何とかなるさ  佐賀県の高校に通うオニツカは、秘かにフレンチのシェフを夢見る高校3年生。彼はある日突然、幼なじみの同級生ノグチから突拍子もない誘いを受ける。それは、“ソフトボールで全国大会へ行こう”というもの。  ノグチによると、県内には男子ソフト部が1校もないことから、創部さえすれば即、全国大会出場で学校のヒーロー、つまり女の子にモテモテという寸法。  ところが、彼らの高校は男子生徒数が全体のわずか1割しかおらず、どうにか集まった9人は、キャッチボールもまともにできない運動音痴の未... ...続きを見る
CINECHANが観た映画について
2011/08/07 09:10

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
軟式野球の甲子園でも閑古鳥で、女子サッカーも優勝するまでは800人とかだったのが、優勝したら一気に2万人を超えたそうで・・・
男子のソフトボールというのは男子のシンクロナイドスイミングと同じ注目度を狙ったんでしょうね。
ねこのひげ
2011/08/05 07:09
ねこのひげさん、こんばんは。

同じ野球でも、軟式野球は案外点が入らずつまらないんですよねえ。
昔新聞のスポーツ欄で見た記憶がありますが、延長45回で決着という試合も。
元来子供向きという側面もあるでしょうね。

>男子のソフトボール
ある程度までは実話だそうですね^^;
しかし、本作にゲスト出演している上野投手の120km/hというのは男子でもトップ・クラスですよ。野球と同じ感覚ではとても打てるスピードではないです。
30代の時、70km/hでも僕は打てませんでした。野球でも120km/hが限界です。
オカピー
2011/08/05 20:02

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