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zoom RSS 喪中映画評「戦場でワルツを」

<<   作成日時 : 2011/05/27 06:54   >>

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☆☆☆★(7点/10点満点中)
2006年イスラエル=フランス=ドイツ=アメリカ合作映画 監督アリ・フォルマン
ネタバレあり

日本映画「おくりびと」が選ばれた2009年度アカデミー外国語映画賞において最有力だったと言われるアニメ映画で、事実上ドキュメンタリーと分類して良いような作りになっているのがユニーク。アニメにしたのは戦場での悲惨さの緩和、存在していない映像の再現といった目的があったにちがいない。

1982年のイスラエルによるレバノン侵攻の際に起きたパレスチナ難民虐殺に加担しながら、そのショックの大きさの為に記憶を失っていたアリ・フォルマン即ち本作の監督が旧友たちを訪れては証言して貰い、その事実を思い出していく。

という物語のようなものを通してパレスチナの人々への謝罪を込めて虐殺事件の存在を明らかにしようとしたものと理解できる。弁解めいていると思われる方もいらっしゃるだろうが、弁解であろうとなかろうとその事件を他国の人々に知らせようとしていることもまた事実なのである。それは最後に追加されている短い実際映像により裏打ちされているように思う。事実上のドキュメンタリーだから言葉(台詞)が多いのもやむを得ないだろう。

ムード的にイラン出身の女性監督がフランスで製作した「ペルセポリス」に思い出させるようなところがある。ちょっと退屈させられる部分があるものの、一見の価値あり。

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戦場でワルツを
第81回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。『おくりびと』のおかげで惜しくも受賞は逃したが、下馬評ではコチラが大本命だった作品。イスラエル人のアリ・フォルマン監督が自らの戦争体験をアニメーションで綴ったドキュメンタリーだ。旧友との再会で失っていた自らの戦争の記憶が失われていることに気付いたフォルマン監督が、当時の戦友のもとを訪ね歩きながら徐々にそれを取り戻していく様子を描く。 ...続きを見る
LOVE Cinemas 調布
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戦場でワルツを(2008)
 過去が、語り始めるVALS IM BASHIRWALTZ WITH BASHIR レバノ〜ン♪レバノ〜ン♪ この歌が印象的 これは監督自身の経験を元に製作した自伝的ドキュメンタリー。 ドキュメンタリーのアニメ化というのは珍しいですね。アリ・フォルマン監督が何故アニメにこだわったのか... ...続きを見る
銅版画制作の日々
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『戦場でワルツを』(@「シネマのすき間」)
-----今日は、ここでは珍しいアニメ。 フォーンは、ちょっといや〜な予感。 だって、えいはアニメには詳しくないし、 これまでにもツッコまれて、困っているのを何度か観ているし…。 ところが、これは普通のアニメとは違うのだとか…。 いわゆるドキュ・アニメ(なんて言葉... ...続きを見る
ラムの大通り
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