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zoom RSS 映画評「草原の追跡」

<<   作成日時 : 2011/01/04 17:33   >>

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☆★(3点/10点満点中)
1952年アメリカ映画 監督ジャック・ターナー
ネタバレあり

アルゼンチンを舞台にしているが実質的に西部劇である。パンパで牧畜を主な仕事にしていたインディオとスペイン人との混血住民であるガウチョをテーマにしたのが一応取り得と言える程度で、それ以外はさほど面白くなく、日本劇場未公開もむべなるかな。

ガウチョのロリー・カルホーンが兄弟同様に育てられた兄貴分ヒュー・マーロウを馬鹿にした男を殺害、服役中に軍隊に駆り出されるが、そこを脱走して逃走中にインディオに拉致される美女ジーン・ティアニーに遭遇して救出。彼女がたまたまマーロウと関係のある人物だったので家までのこのこと送りに行ったところを軍に捕縛されるものの、再び脱走して山賊の親玉となる。

この中盤のシークエンスでは、軍服を着たままのこのこ家に戻る主人公の間抜けさに甚だ興醒めさせられるが、彼がバルベルデという中年男が馬に押しつぶされて死ぬ現場に遭遇、その直後に「バルベルデという名の山賊が現れた」というナレーションが流れ、即座に観客に「カルホーンは山賊になったんだな」とピンと来させる辺りの呼吸は映画的に捨てがたい。当り前のようでも当り前のことがなかなかできないのが映画だから誉めてしかるべし。

やがてカルホーンは彼が生きていることを信じて山を訪れたジーンと結ばれるが、アンデスを超えてチリに行こうという目論見は彼女が足手まといになって失敗に終わり、最終的にマーロウの意見を受け入れる形で自首していく。

という後半は絵にかいたようなメロドラマでつまらず、折角のアルゼンチン・ロケも今回のWOWOW放映版の状態の悪さでは余り意味を為さない。特集の主にも拘らずどうも出番の少ないジーン・ティアニーは本作でももう一つ活躍せず、またまた肩すかしに終わる。

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