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zoom RSS 映画評「ソウ6」

<<   作成日時 : 2010/11/09 16:12   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2009年アメリカ映画 監督ケヴィン・グルタート
ネタバレあり

3作目からは惰性で観続けてきたシリーズだが、本作はちょっと面白い。

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というのも、本作の主たる被害者ピーター・アウターブリッジが保険会社の重役で、正にマイケル・ムーアが「シッコ」で滔々と説いたアメリカの医療保険問題がそのまま再現され、ちょっとした社会派映画になっているからである。
 勿論“社会派だから良い”などという程度の低いことを申すつもりはさらさらなく、大きなお世話の【人生論】を繰り広げてきた作品モチーフに変化があって興味深かったということである。シリーズ全体としては一貫性を欠くことになるが、米国の医療問題を基礎に据えた直球的な復讐譚になっているのがヨロシイ。

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被害者が自分の命を長らえる為にジグソウ(トビン・ベル)の繰り出す仕組みと必死に格闘するのではなく、彼と関係のある人物の生死のカギを握るゲームのプレイヤーとしての色彩を強めているのも一応の新味となっている。但し、これもシリーズ全体の一貫性という意味では問題あり。

監督はまたまた替って編集者上がりの新人ジョン・グルタート。ロバート・ワイズのように立派な監督になることを祈るが、近年こんなに次々と新人監督が出ては消えていく状態では監督で映画を見る楽しみは殆どなくなったと言うしかない。

6番目だから6点・・・なんてことはないです。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
ソウ6/SAW6
ジグソウが死んでから早3作目、年に一度の恒例作品となった「ソウ」シリーズの第6弾。前作で元妻に手渡されたジグソウの遺品、今回はその謎解きがメインテーマだ。同時に例によってジグソウの死のゲームに巻き込まれた人々の阿鼻叫喚の悲鳴がこだまする。監督は『ソウ2/SAW2』以降の編集を務め、本作がデビュー作となるケヴィン・グルタート。 ...続きを見る
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09-308「SAW6 ソウ6」(アメリカ)
ためされることなく、立ち去るか?  残酷な殺人現場でFBI捜査官ストラムの遺体が発見される。そして、その現場に残された指紋などから彼がジグソウの後継者とみなされ、一連の事件はようやく終焉を迎えたかに思われた。  しかし、そんな世間の風評に疑問を抱いたストラムの上司エリクソンは独自に捜査を継続し、難を逃れていたホフマンは徐々に追いつめられていく。  一方、亡きジグソウが残した遺言と遺品の扱いに困惑する彼の前妻ジル。やがて彼女は、それらの封印を解き、ジグソウの真の後継者を知ることとなる。... ...続きを見る
CINECHANが観た映画について
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ソウ6
Saw VI (2009年) 監督:ケヴィン・グルタート 出演:トビン・ベル、コスタス・マンディロア、ベッツィ・ラッセル、ピーター・アウターブリッジ ハロウィン・シーズン恒例、死のゲームを描いたホラー映画のシリーズ第6弾で、財力と暇を持て余す偏屈老人の歪んだ遺志を引き継いだ刑事が、それを更に歪めて暴走する。 今回の標的は、現代アメリカのパブリック・エナミー、保険会社社員が酷い目に遭わされる。残酷描写に対する観客の嫌悪感を緩めるには効果があると思うが、メールボーイや掃除のおじさんまで殺すとはひど... ...続きを見る
Movies 1-800
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またまた今年もやって来たわよ〜!もう条件反射どころではない・・もはや・・ ...続きを見る
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『SAW VI/ソウ6』 ('11初鑑賞174・WOWOW)
☆☆☆−− (10段階評価で 6) 12月18日(日) WOWOWシネマの放送を録画で鑑賞。 ...続きを見る
みはいる・BのB
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ソウ6もやはリ観られたとはP様の精神力には脱帽いたします。でも面白くってようございましたね!
ところで時間がなくって手抜きで書いているわりには、といっては失礼だけど、それがかえっていい風に作用してか、本作レビューもなかなかに面白いではありませんか。
>大きなお世話の【人生論】を繰り広げてきた作品モチーフに変化
なんてくだりもズバッと単刀直入でよろしいではありませんか。
と、読ませていただいていて、なかなかに簡潔明瞭で、さすが!私と較べて
蓄積された質と量の違いですね。
でもやはりこれはスルーさせていただきます。
話は代わるけど、本日放映だったかしら。フィリップ・ノワレとロミー・シュナイダーの「追想」。未見で復讐にもえるフィリップ・ノワレさんの演技も見たクって録画している(はずだけど…)
それから用心棒さんが「地獄の黙示録」を書きだされて、途中なんですけど、アップされて、まだまだ書いているって。凄いエネルギーで書いてられる。私などはただただ凄い映像撮ったもんだの感想でアップしたのに、彼の記事で大いに刺激受けて、言葉にできなかった感覚もおかげで輪郭が出てくるようです。こういう時ってブログの交流っていいなって思いますね。P様もこれからもよろしく!
シュエット
2010/11/09 17:25
コメ&TBありがとう。
僕は、臆病者だからこんな映画は見るのがとても嫌なんです。
と言いつつ、シリーズ全編を見てしまいました。
で、今度は3Dかな。
やっぱ映画館じゃなくDVDで見て、耐えられないシーンになったり、さりげなくトイレに避難しましょう(笑)
kimion20002000
URL
2010/11/09 22:11
シュエットさん、こんにちは。

本作のような作品は細かいストーリーに触れる必要もないし「えいやっ」でできるところがあってまだ良いですが、それができそうもない作品は中途半端でいけませんねぇ。

>スルー
僕も内臓が出てくるようなのは嫌いなので本当は観たくないのですけど、まあ付き合いです^^;
仮にどんなに面白くても絶対保存なんかしません(笑)。

>質と量
質より量です(笑)。

>「追想」
とりあえずハイビジョンでブルーレイに残す予定。
ロベール・アンリコの作品としては構成が弱い感じがした記憶がありますが、内容は迫力あったかも?

>用心棒さん
皆さん、個性と独自のスタイルがあって面白いですね。
僕は繰り返し観ない一発批評ですから、時々大いなる勘違いをしていることもある(一発で正しく理解できないのは作り手に問題がある場合もあるので時にはそれも良し)でしょうが、用心棒さん、トムさん、十瑠さんは繰り返してご覧になって書かれるから非常に精度が高い。文章も推敲を繰り返しているらしく誤字脱字、てにをはのミスが殆どありません。大量生産の僕には真似ができません。

シュエットさんは多分あっという間に書き上げてしまうタイプとみました(笑)。それでいてあれだけ豊富な言葉が出てくるのだから羨ましい。少女時代から感想文はお得意だったでしょう?

僕もシュエットさんには教わるところが多く、こちらこそよろしく。
オカピー
2010/11/10 10:03
kimion20002000さん、こんばんは。

僕も似たようなもので、映画館で観る気など起こりません。
拷問みたいな場面も嫌ですが、人体の断面や内臓を見せるのは作りものと解っていても不快ですもん。^^;
オカピー
2010/11/10 18:39

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