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zoom RSS 映画評「THE 4TH KIND フォース・カインド」

<<   作成日時 : 2010/10/30 10:22   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2009年アメリカ映画 監督オラントゥンデ・オスサンミ
ネタバレあり

The 4th Kindだけでは内容は想像しがたいものの、実際に観てみれば早めに想像が付く題名である。
 つまり「未知との遭遇」The Third Kind of Encounterの次の段階(宇宙人による拉致)が素材になっているわけだが、そこに催眠術を加えて真相を曖昧にした辺りに一応の新味がある。

それに実在するとされるアビー・タイラーなる女性精神分析医の“実際”映像とミラ・ジョヴォヴィッチ演ずる再現映像を対にして進行していくというヒネリを加えたところがプラス材料。“本物”とされる映像も作り物だから、ルイス・ブニュエル「欲望のあいまいな対象」とは違った手法の二人一役映画になっているところに人を食った面白さがあるわけである。“本物のアビー・タイラー”を演じているのはシャーロット・ミルチャード。
 僕の印象では、本作の映画としての価値は、うまく行っているかどうかを別にして、“再現映像”を加えることで“作り物の本物”を“本当の本物”に見せようとするアイデアにほぼ尽きる。 

未解決の失踪事件が多発しているアラスカのノースという町、アビーが次々と訪れる不眠症の患者から「外にふくろうが見える」という共通する答えを引き出す。その一方彼女自身が夫を殺害されてから精神的な問題を抱え、娘アシュリー(ミア・マッケンナ=ブルース)は心因性の失明に至る。やがて患者の一人が妻を殺害する事件を引き起こし、警察は催眠術施術が犯罪を起こしたと中止を要請するが、今度はアシュリーが失踪するという事件が起き、アビーは「宇宙人にさらわれた」と言う。
 果たして、娘はアビーが言うように宇宙人が拉致したのか、警察が推理するようにアビーが何かをしたのか真相は藪の中。

というお話には大きな破綻はないと思われるが、警察官の一人に宇宙人らしきものがヒロインの家に接近したことを報告させる一幕は些か危なっかしい。しかし、この警察官が彼女の患者であれば答えはほぼ一つになる。

あっ、レタッチでいつもつるつる顔のミラが素顔をさらしている!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
こういう映画は、マニアックな「不思議」おたくが、おしゃべりするために見るもので、健全な婦女子はあまり見ない方がいいかもしれませんね(笑)。
魘されちゃったりするからね。でも、ミラ嬢も、商売人ですなぁ。
kimion20002000
URL
2010/10/30 11:03
kimion20002000さん、こんばんは。

>マニアック
人類の英知が宇宙人により授けられたというまことしやかな説に基づく映画がここ10年くらい多く作られましたね。

>健全な婦女子
僕はこの手には、すれているから大丈夫でした(笑)
オカピー
2010/10/31 00:29

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