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zoom RSS 映画評「サブウェイ123 激突」

<<   作成日時 : 2010/09/25 11:59   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2009年アメリカ映画 監督トニー・スコット
ネタバレあり

2年前に再鑑賞してやはり面白いなあとご機嫌になった「サブウェイ・パニック」(1974年)のリメイクながら、見にくい映像のトニー・スコットが監督なので余り期待しないで観始める。

地下室指令室に勤務するデンゼル・ワシントンが、1000万ドルを要求するジョン・トラヴォルタをリーダーとする4人組のハイジャック犯と交渉する羽目になり、ジョン・タートゥーロ指揮するニューヨーク警察の協力の下、人質の安全を確保しながら犯人逮捕を目指して大奮闘する。

というお話の骨格はオリジナルと全く同じだが、ちょっとした変更が積み重なってがっかりに終始した。
 まずワシントンやトラヴォルタの訳あり過去の説明に時間を費やして展開をモタモタさせ、犯人側の描写が殆どトラヴォルタのワンマンショー的で単調になり、暴走する電車と犯人グループの逃走と警察の様子のカットバックがまるで生ぬるい為に強力なサスペンス醸成ができていない。

LIMIT OF LOVE 海猿」ほど出鱈目とは言えないがタイムリミットのある緊迫場面におけるワシントン夫婦の長電話も興醒めを誘うし、トラヴォルタの最後の自殺願望(?)は馬鹿らしい。総じて、1974年作が敢えて捨てたつまらない人生模様を加えてサスペンス性がぐっと薄まった形である。

スコットの観づらい映像についてはそういうものとして観ていたので旧作ほど気にならないとは言え、オリジナルで終盤の重要な要素の一つだった電車の暴走が一向にスリリングでないのは描写配分の問題に加えて映像をストレートに捉えなかったからと考えられるので大目に見ることも出来ない。

水増しするのはカルピスとアルコールだけで結構じゃよ。

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サブウェイ123 激突
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&nbsp; □作品オフィシャルサイト 「サブウェイ123 激突」□監督・脚本 トニー・スコット □脚本 ブライアン・ヘルゲランド □原作 ジョン・ゴーディ □キャスト デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タトゥーロ、ルイス・ガスマン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、マイケル・リスポリ、ベンガ・アキナベ■鑑賞日 8月30日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> &nbsp;『サブウェイ・パニック(1974) 』のリメイク版。 今回... ...続きを見る
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
プロフェッサー、こんばんは。

本作、まずトニー・スコット、見づらい無意味な画が多いですね。
さすがの私もちょっと耐えられません。
それと、緊迫感がない。
鑑賞していて、こちらのテンションが維持できない。

そして、たんなる地下鉄マンであるはずのデンゼルが交渉人のように変にするどい点が気に入らない・・・・。

トラボルタの正体の判明に仕方もちょっと、警察は何をしているんだという感じ。


何か、間抜けなんですよね〜。

心理的な部分も理解できない部分が私にはあったのが最大の要因かもしれません。テンションの維持できないのは・・・。


では、また。
イエローストーン
2010/09/25 18:29
追伸

海猿2はホントひどかったですね。
今日もテレビで放映しているようですが、コレ、劇場で鑑賞しました。

“お前がプロポーズなんぞ、こんな時にしていいるから、船がしずんじまうんだろうっ!”

と、怒りがわいてきましたよ。

映画的な描写にも限度がありますよね・・・。

イエローストーン
2010/09/25 22:48
イエローストーンさん、こんばんは。

>見づらい無意味な画が多いですね
そうなんです。
トニー・スコットは「トップ・ガン」の頃は問題なかったのに、いつ頃こんな風になってしまったのでしょうかねえ。

>緊迫感
色々なところから複合的に要素が重なって緊迫感が薄くなったような気がします。
オリジナルの公安官からただの指令室務めに変えるなんて・・・

>警察
警察が間抜けなのは韓国(「チェイサー」参照)だけではないということです。^^

>海猿2
偶然今日放映で、ビックリしました。
何かの予兆でしょうか・・・なあんちゃって。^^

>映画的な描写
映画が殆ど唯一絶対守るべき【行動心理学】が満足できていないんですね。これさえ満足すれば多少変なところも大きな傷にはならないんですけど。
オカピー
2010/09/26 00:46

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