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☆☆★(5点/10点満点中) 1952年チェコ映画 監督イジー・トルンカ ネタバレあり 昨年7月退院直後に観て書いたものですが、事情があってここまで延びてしまいました。悪しからず。 タイトル通りチェコの古代をテーマにした、イジー・トルンカの人形アニメ。 彼のアニメは不親切ではないが情報を必要最小限にして展開する為、療養中で集中しにくい現在の僕では話を追うのもままならない部分があるので、ストーリーについては最小限に留めます。 日本で言えば古事記の映画化みたいなもので、さすがに天地開闢みたいな描写はなく、せいぜい神武天皇に相当するチェフという王様がどこからかやって来てヴルタヴァ(モルダウ)川沿いに定着した建国話から始まる。 彼の子孫である女王リプシェが豪族の一人に侮辱された為にプシェミスルという農民と結婚して王位を彼に譲り、その子孫が代々チェコを支配することになる。その一人に黄金好きの王がいて、彼に反抗する真の忠臣ホリミールの挿話は強い印象を残す。 チェコの人々なら暫し席を外しても解るような有名な物語の連続なのだろうが、例によって基本的にコーラスで進行(登場人物の台詞はなし)し、モンタージュで理解させる部分が多い為に集中を欠くと解らない部分が出てくる。集中力不足で楽しめない時間帯も多くあったので採点を付けるのは憚れるが、元来我々日本人が触れるには楽しめる要素が少ないのではないか、という前提で付けてみた。 他方、人形の動かし方は絶妙で、カメラワークもダイナミックである。人形を一コマずつ捉えながらカメラも同時に少しずつ動かしていく労力に頭が下がるが、出来上がったものの素晴らしさに何よりも感心させられる。 以前観たトルンカ作品より若干時代が下るので、人形がこけしのようなタイプから少し現実的なものになっていること、及び、カラーの発色が益々良好であることを指摘しておきたい。 どう撮るんか? こう撮るんよ。 |
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