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zoom RSS 映画評「buy a suit スーツを買う」

<<   作成日時 : 2010/03/13 12:06   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2008年日本映画 監督・市川準
ネタバレあり

市川準は一時期注目したが、最近余り観ないうちに亡くなってしまった。遺作とされるのが自主製作の本作である。

行方をくらました後久しぶりに手紙を出して来た兄(鯖吉)を探しに大阪から上京した女性(砂原由起子)が兄の大学時代の先輩と落ち合い会話を交わした後、手紙に書かれた住所を訪ね、段ボール暮しの兄を発見する。兄には別れた妻(三枝桃子)がいて、彼女の暮す浅草で三人で食事をする。

資本主義的物質社会に疲れた現代人を慰めるような内容になっているが、ハンディコムで即興演出的に撮影したらしいので、一部のヌーヴェルヴァーグ・ファンやセミ・ドキュメンタリーを好む人には受けそうな感じがするものの、同時録音の為に台詞が聞き取りにくく、お金を取って見せるようなものにはなっていない。そうでなくても僕はビデオ映像が大嫌いなのだ(笑)。

台詞の背景として近所の風景を挿入したり、妙なところでフラッシュバックが入ってきたり、ロングショットばかりの序盤とは対照的に終盤はクロースアップが増えたり、映画として興味深いところもあるが、学生映画を見るが如し。

遺作につき☆は大目に進呈するものの、お薦めは出来ません。

本人曰く、「映画みたいたもの」と。僕曰く、「準映画」と。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時

全面的に御意でございます。

何かつかみどころがあるのかと
忍耐しながら(笑)観ましたが
私の好む市川準はどこにも
全く!見当たりませんでした。
かと言って
残念でもなかったのですが
題名から何かあるのかな〜っと
思って少々期待したのです。
あまりにも、あまりにも、
だったので、ただ合掌でした。
もう一作のほうは存在さえ
知りませんでした。(- -)^^
vivajiji
URL
2010/03/13 16:22
vivajijiさん、こんばんは。

50分にも満たない作品ですが、
眠気を誘う作品でしたね。^^;

こういう“自然な”作品を愛する方々も
いらっしゃいますけどねえ。
かと言って本当に自然体かと言うと
台詞を言う人物の代わりに風景を捉えてみたり、
変にいじったところがあるから
却って学生映画みたいになっちゃってね。

もう少しきちんとした商業映画を遺作として
欲しかったものです。
合掌。
オカピー
2010/03/14 01:52

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