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zoom RSS 映画評「スター・ランナー」

<<   作成日時 : 2010/01/26 15:10   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2003年香港=韓国映画 監督ダニエル・リー
ネタバレあり

マジック・キッチン」のジェリー・イェン、「スカイ・オブ・ラブ」のケン・チュウらと共にF4というユニットを構成するヴァネス・ウーが主演する青春ドラマ。

格闘技に青春を賭けている大学生ウーが、暴力沙汰に巻き込まれた韓国人の女性講師キム・ヒョンジュを助けたことから恋仲になる一方で、スター・ランナーと呼ばれるアジア格闘技大会で優勝することを目指すが、同じジムから先輩が選ばれたのに腹を立てて決別、酔いどれの元チャンピオンに師事してクンフーの技術などを習得して参加、ジムの先輩を破ったニュージーランドの強敵ショーン・タムと決勝戦で対決することになる。

何を軸にして展開しようとしたのか甚だ解りにくい作劇で、全体の比重から言えばスポーツ根性ものと言うべきだが、幕切れは焼けぼっくい状態の元恋人と韓国に帰国したヒョンジュが再び香港に戻って来るというメロドラマ的趣向である。

ロマンスとスポーツは確かに青春映画の二大要素と言えるわけで、上手く融合して両者のバランスが取れれば青春映画らしい雰囲気も出せるだろうが、本作の場合はロマンス場面になるとロマンス映画の演出になり、スポーツ場面になるとスポ根の扱いになるという不徹底さにつき、僕としても挨拶に困る。恋愛映画やスポーツものと言うのもピンと来ないので冒頭で便宜上【青春ドラマ】と紹介したものの、実はしっくり来ていない。

さらに、全体がウーのお話なのに幕切れはヒョンジュの語りになっていている。このように視点が前後で一貫していないのは本作の如くシンプルな構成のお話では甚だまずい。

といった次第で、脚本は近年僕が観た香港映画の中でもワースト・レベル。

「もういちど逢いたくて」以来のお目見えとなる監督ダニエル・リーの演出も同様に芳しくない。ショットが字足らず字余りの連続でスムーズに繋がらない為に展開がぎこちなく、そこに加えて各場面の感覚が非常に泥臭いのである。韓国女優キム・ヒョンジュへの中国語アテレコが全く合っていないのもその一因かもしれない。ヒョンジュ先生が一向に講師らしくないのも気になった。

しかし、ファイト・シーンになると大分マシになる。昨今の映画の例に洩れずショットの切り替えが激しい為にアクションの全体像が把握しやすいとは言えないものの、他の場面に比べると若者受けしそうな見栄えになっているのである。この部分に免じて★一つ分がとこ余分に進呈致しましょう。

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