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<<   作成日時 : 2009/12/29 14:05   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 7 / コメント 4

☆☆★(5点/10点満点中)
2005年日本映画 監督・本広克行
ネタバレあり

TVシリーズ「踊る大捜査線」は観ていないが、映画版はTVで二つとも観ている。しかし、二本目はCMによる中断が余りに頻繁で映画よりCMを観ているような印象があったほどで、その後スピンオフ作品である本作が地上波に出た時は勿論無視したのだった。

2004年12月24日、偏執症の男がレールの幅に自動的に対応する地下鉄実験機の電子制御を乗っ取り遠隔操作、しかも爆弾を積んでいるかもしれず、地下鉄網の乗降客200万人に危険が迫った為に、地下鉄司令室は色めく。
 犯人に指名された、日本初の交渉人・真下正義(ユースケ・サンタマリア)をトップとする交渉課準備室チームが司令室の一角に陣取り、司令室司令長(國村隼)や線引屋と言われる地下鉄関係の古株(金田龍之介)と知恵を出し合って犯人の繰り出すヒントを解読する。その結果に応じて、現場では地上課が犯人探しに、SAT(特殊急襲部隊)が実験機食い止めに奔走、新たに判明した新宿のコンサートホール爆破の阻止に爆弾処理班が奮闘する。

日本では「新幹線大爆破」以来となる本格鉄道パニックで、地下鉄という点でリメイクもされた秀作「サブウェイ・パニック」を思い出させるが、本広克行の演出が残念ながら生ぬるい。心理に迫る目的もないのにやたらにクロースアップを使い過ぎる一方で、カメラを常時動かしすぎてアングルを変えるなどの工夫が足りない為に手に汗を握るような本格的な緊迫感に繋がって行かない。サスペンスではやはりショットを切った方が無難である。

脚本的にも、展開するに連れ協力関係になって行くのが解りきっているのに真下と司令長との葛藤を入れた為に前半が冗長に感じられる。TV映画的な甘さと言えばそれまで。

映画ファンやミステリー・ファンを喜ばせる要素に事欠かないものの、最後の爆破方法がヒッチコックの「知りすぎていた男」のヴァリエーションになっているのは「イーグル・アイ」「ゲットスマート」に続いて今年三本目でさすがに苦笑が洩れる。結末については布石も伏線も無視できるご都合主義でもっとがっかり。

結果的にそういう文句も出て来るが、鉄道や映画・文学・音楽に関する知識を総動員して観ている最中は一通り楽しめる作品に仕上げられているのは確かで、演出の馬力不足がつくづく惜しまれる。

鉄道のモノマニア(偏執症)ではなく、モノレール・マニアだったら良かったのにね。

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2009/12/29 22:11
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2009/12/30 22:12

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
プロフェッサー、こんばんは。

この作品、プロデューサーの亀山氏が、正に「新幹線大爆破」を鑑賞して思いついたらしいのですが、ちょっと残念な仕上がりでしたよね。
たしかに面白い部分はあったのですが、それ故にやはり残念というか、カット割りも悪かったですよね。

この出来事の以前におきた形でつくられた寺島主役のドラマのがおもしろかったような記憶があります(画とかではなく単にストーリー的にですけど)。

イエローストーン
URL
2009/12/29 21:49
まるで別人のように(誰がじゃ・笑)
ケチョンケチョンにブーたれた昔拙記事に
・・・プロフェッサーもいました。^^(電車男)
久しぶりに読み直しましたら
我ながら気持ちいいくらいブーたれてますわ。(笑)

本作、内容のなの字も忘れましたが
確か踏んづけた(笑)記憶だけがあったので
TBさせていただきました。
あ、
師匠も走る月でお忙しいでしょうから
ウチへはTBだけでけっこうですからね。^^
vivajiji
URL
2009/12/29 22:19
イエローストーンさん、こんばんは。

>残念な仕上がり
情報は相当あるんですけど、遊びや無駄も多いんですよね。

>カット割り
あんなにカメラを動かさないで、もっとカットすべきですよ。
恐らくTVシリーズでもあんな感じに撮っているんですけど、折角面白くなりそうなサスペンスなわけですから、カットして緊張感を盛り上げないと。

>寺島主役
彼はいつもあんな感じですね。^^
オカピー
2009/12/29 23:38
vivajijiさん、こんばんは。

「電車男」ね。
誉めてもいない癖に6点を進呈した、曰くつきの。(笑)

明日は、曰くつきならぬもちつきです。
年末の挨拶くらいはしに行きたいと思います。
オカピー
2009/12/29 23:42

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