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help リーダーに追加 RSS 映画評「恋愛睡眠のすすめ」

<<   作成日時 : 2008/05/04 12:14   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2005年フランス映画 監督ミシェル・ゴンドリー
ネタバレあり

チャーリー・カウフマンの脚本を映像化したヘンテコ映画「ヒューマン・ネイチャー」「エターナル・サンシャイン」で注目したミシェル・ゴンドリーが母国フランスに帰って作った作品だが、やはりヘンテコである。必ずしも悪口ではないので誤解なきよう。

父親の死と共にメキシコから母ミウ=ミウのいるフランスへ渡ってきた青年ガエル・ガルシア・ベルナルはコネでカレンダー製作会社に勤めるが創造性のない仕事にうんざり、アパートの隣に越してきた美人シャーロット・ゲンズブールの女友達に、やがて物作りが好きな彼女自身に恋心を覚えるが、内気で上手く感情を伝えられない為夢の中で恋を謳歌する。

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内気な人間に良くあるように夢に逃避する若者の珍妙な恋模様を、現実と夢を交互に配して展開、次第に彼の中で夢と現実の区別が曖昧になっていく様に、我々も付き合うことになる。
 こうして見るとロマンティック・ファンタジーと言うべき「エターナル・サンシャイン」はカウフマンよりゴンドリーの色彩が強い作品だったのかと思わせられるが、あの作品よりもっと自由奔放に、例えば夢の場面ではボール紙で作られたTV、自動車、船などをフィーチャーしたストップモーション・アニメ形式といった具合に、展開している。

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自伝的内容と言われるだけに、部分的に「夜霧の恋人たち」「家庭」のトリュフォーみたいな内省的おとぼけのムードがあるが、現実に洒落っ気をまぶして出来上がる映画的夢幻の愉しみには発展せず、主人公の逃避的性格がそのまま映像に反映され、楽しそうな見た目に拘らず却って観客を鬱屈させてしまう内容になっているような気がするのである。

主人公が眠ってばかりいるので眠気を誘われる時間帯あり。

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『恋愛睡眠のすすめ』'05・仏
あらすじさえない人生を送るステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)は住み慣れたメキシコから、母のいるパリへ帰郷する。彼はアパートの隣に引っ越してきたステファニー(シャルロット・ゲンズブール)に恋をするが、なかなか思いを伝えることができず次第に、彼女との... ...続きを見る
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今月は「気になるタイトル」の映画をチョイス・・・という企画かなっ。 監督は「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー、 主演は「バッド・エデュケーション」のガエル・ガルシア・ベルナル。 ...続きを見る
ひらりん的映画ブログ
2008/05/05 02:41

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画は昨年のGWに観て、右脳人間の私の主観的評価では8点でしたが、客観的に評価すると5点か6点が妥当かな・・・ということで、今回の採点には納得です。
余談ですが、我が家の相方が30代なのになぜか黒澤、トリュフォー、ヒッチコック好きという懐古趣味なのですが、彼にこの映画をススめたら「うーんっ 3点!」とのこと。合掌。
同じタイミングで「わたし的には『二度と観たくない映画ベスト3入り』の作品だけど、映画ファンとしては観ておいたら?」と推奨したミハエル・ハネケ監督の「ピアニスト」については9点献上だそうです。
「登場人物に共感できる要素が一切無いにもかかわらず、無駄なシーンが全く無い。傑作だ!」との弁。

つくづく映画は「良い映画であるのか」よりも、観賞者がどこに重きを置くか、その「視点」と作品のテイストとのマッチングが重要なんだなぁと実感しました

>主人公の逃避的性格がそのまま映像に反映され、楽しそうな見た目に拘らず却って観客を鬱屈させてしまう

はは、確かに。「恋人たちのアパルトマン」という仏映画の主人公と並んで、この映画の青年は「二大ヘタレ男」に認定です(笑)
RAY
URL
2008/05/04 13:54
RAYさん、こんばんは!

>黒澤、トリュフォー、ヒッチコック好き
おおっ! 宜しくお伝えください(笑)。
トリュフォーとヒッチコックは当ブログで既に完全制覇。
黒澤はNHK−BS2の特集で未だUPしていない作品を観直すことで年内完全制覇の予定です。^^

>「ピアニスト」
僕は8点です。がつんとやられました。

>「視点」と作品のテイストとのマッチングが重要
特に、芸術志向作品やアンチ大衆主義の作品はそうですね。
昔の映画は大衆を想定して作る作品が殆どでしたから評価しやすいですが、最近は妙に芸術志向(要は好きな風に作っている)で、悩ましいですね。好きではないのによく出来ているなと感じたり、その逆だったり。
「オーロラ」も本作もちょいと☆★付けに悩み、この種の作品には客観主義も些か影が薄い(笑)。
オカピー
2008/05/05 01:43

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