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help リーダーに追加 RSS 映画評「情痴 アヴァンチュール」

<<   作成日時 : 2008/04/27 13:11   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2005年フランス映画 監督グザヴィエ・ジャノリ
ネタバレあり

グザヴィエ・ジャノリという若手の監督作品。

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国立のビデオライブラリーで働く青年ニコラ・デュヴォシェルが夜裸足で歩く美女リュディヴィーヌ・サニエを発見、血を流しているので介抱しようとするが逃げられたので後を追う。部屋に入ってみると既に彼女が眠っているので、好奇心にかられて机の上に発見した8mmビデオを持ち出し映像を眺める。映し出されるのは彼女と同居している中年男性ブリュノ・トデスキーニ。
 彼は親しくなった彼女が夢遊病で、自己を傷つける可能性があることを知り、入院させるなどして面倒を見るが、やがて男性に妻がいることが判明した後、彼女が男に発砲する事件が発生する。

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恋愛映画ともサスペンスともつかぬので、ラヴ・サスペンスというのが最もふさわしいのだろうが、その表現とてピンと来ないような、紹介に困るヘンテコな作品である。とりあえず心理サスペンスとしておきましょう。

主人公と見なせるデュヴォシェルは知り合った謎めいた女が起こす事件の傍観者にすぎない。要は、夢遊病の美女が愛人を撃つ、というお話を角度を付けて描いているわけだが、彼の回想ならまだしも、彼の同棲中の恋人フロランス・ロワレ=カイユの回想になっているのが全く意図不明で、結局展開を回りくどくしているだけである。彼女のナレーションがなければ余程すっきり観られ、ぐっとサスペンスフルなムードが醸成できたであろう。

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もっと細かいところで、ヒロインが愛人に向けて発砲するのも全く唐突で訳が解らない。事前にもっと彼女の心理に肉薄している必要がある。構成的には、主人公が観るビデオの中で男の発砲があるのが伏線だったのだろうが、作者の独り善がりである。
 結局発症中の事件として彼女が釈放されるというところが一応のひねりで、実は演技ではなかったのかといった具合に【藪の中】扱いにすれば良いものを、最後に「眠りたくない」というヒロインの一声を付け、このアイデアを自ら放棄している。結局単なる痴話喧嘩をもっともらしい言い分け付きで覗き見させてもらっただけ。これではつまらない。

大山鳴動して鼠一匹、ですかな。ちょっと違う?

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情痴アバンチュール
情痴・・・色情に溺れて理性を失うことetc アバンチュール・・・危険な恋。火遊び。etc …なんていうエロティックさあるような題材でもなくて、人の潜在意識に焦点をあてたもっとデリケートなお話 ...続きを見る
シャーロットの涙
2008/04/27 21:29
「情痴 アヴァンチュール」
こないだ見た「エンジェル」のフランソワ・オゾン監督繋がりで・・・ 彼の秘蔵っ子といわれてたリュディヴィーヌ・サニエちゃんの主演作。 幼いお顔立ちなのに、官能ボディの持ち主・・・ タイトルもエロっぽいので、「映倫 R-15」指定でした。 ...続きを見る
ひらりん的映画ブログ
2008/04/27 23:36

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>紹介に困るヘンテコな作品である
観たいですね。フランス映画祭の上映作品の一つで大阪でも公開されていて、この青年役の子が「さよならS」でとても瑞々しかった、その次回作でもあるんで、ちょっとミーハー的に観にいこうと思ったのですが劇場が遠くてパスした映画です。その時からちょっとそんな印象ありましたけど。説明しにくい映画。WOWOW放映でまだ録画してませんが、P様のレビュー読んで<大山鳴動して鼠一匹、ですかな。ちょっと違う?>どんなもんか観てみます。
シュエット
2008/04/30 14:45
シュエットさん、こんばんは。

>ヘンテコ
今この手の作品が多いので、この形容詞は付けようか迷ったのですが、僕にとってはやはりヘンテコでしたね。

しかし、僕にとって本作は娯楽的な立場で観る作品と思い、理詰めではない作劇の為にこういう評価になりますが、もっと文学的に別のアングルから眺めると違う評価になる可能性はあります。
シュエットさんなら楽しめるかもしれません。
オカピー
2008/04/30 22:34

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