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☆☆☆(6点/10点満点中) 2004年中国映画 監督ホウ・ヨン ネタバレあり チャン・イーモウ組の撮影監督ホウ・ヨンの初監督作品。 舞台は上海で、1930年代からお話は始まる。 写真屋を経営する女性(ジョーン・チェン)の娘・茉(チャン・ツィイー)が映画会社社長(チアン・ウェン)に見染められ新進女優として人気者になるが、堕胎を断った為に、日本の進軍が激しくなると同時に香港へ逃げ出され、同棲中の理髪師に裏切られた母には自殺されてしまう。 18年後の1958年、茉の娘・莉(ツィイー二役)は労働者階級の美青年(ルー・イー)と結婚するが、庶民生活に馴染めず、家に戻って母(ジョーン二役)と三人で同居を始める。しかし、異様に嫉妬深い莉は養女・花に夫を奪われると思って正気を失い、夫は自殺する。 13年後の1981年、祖母に育てられた花(ツィイー三役)は大学に進学を決めた恋人(リウ・イエ)と極秘に結婚してしまうが、卒業しても国内では碌な就職先がない為に日本へ飛び出し、やがて離婚を切り出される。祖母の死後彼女は雨中一人で子供を産む。 形としてはツィイー演ずる母子三代が男に翻弄される相似形の人生を描いたメロドラマだが、その範囲で語るなら駆け足的な印象で物足りない。 莉の夫が死ぬ理由など全く見当が付かないように説明不足も目立ち、ドラマとしてのコクを味わうには程遠いと言わねばならぬ。花を実子にしなかった設定も莉のメロドラマ的な悲劇性を優先し、一家に脈々と流れる悲劇の血筋を断ち切ってしまった感があり疑問である。 退廃的な戦前から文革を経て市場経済導入により発展を始めるまで、中国の歴史的変遷を綴るという目的が見出されるものの、これとても何本もの中国映画が既に扱ってきたものであるし、描写そのものもおざなりにすぎない。 しかし、最初は主役やがて脇役に転ずる茉の人生に関する描写は評価したいと思う。およそ半世紀の時代変遷の中で彼女が子供を産むことを選んだことがうらぶれた人生の始まりであり、女優時代の栄光を偲ぶことを生きるよすがとするしかなかった悲しさが鮮やかに浮かび上がってはいないだろうか。自殺した母親が娘・莉のあざを【幸運の印】と称した言葉とは裏腹に次々と悲劇が舞い込む皮肉。死んだ時にコトリと落ちる愛人から贈られた茉莉花の香水。 三人の娘の名を順番に綴ると茉莉花(ジャスミン)となり、茉の悲劇は花(クワ)によって終わる、と暗示して映画は終了する。形としては三人の娘の物語でも、やはり茉の一代記のような気がするのである。 時代色を織り込み、パンを多用した撮影によりムードは満点。 |
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「玲玲(リンリン)の電影日記」「ジャスミンの花開く」「小さな中国のお針子」
●玲玲(リンリン)の電影日記 ★★★ 【BS日テレ】「忘れえぬ想い」のイー・トンシン監督。チアン・イーホン、「我が家の犬は世界一」のシア・ユイ、「PROMISE」のクアン・シャオトン出演。文化大革命の中国を舞台に、女優を夢見るが、男に騙され妊娠して夢破れた母と、その娘の映画へ幸せを求める親子。やがて母は映像技師の男と結婚し、可愛い弟が生まれるが…。精神病の娘のアパートの管理を頼まれた主人公が、彼女の日記から彼女の人生を回想する…と、実は彼は彼女の幼馴染だった…という話。現在と彼女の出生から少女 ...続きを見る |
ぶーすかヘッドルーム・ブログ版 2008/04/26 11:56 |
「ジャスミンの花開く」
二月に入っての1本目は、チャン・ツィイーの作品。 今年1本目は、ニコール・キッドマンだったしーーー。 この作品、劇場公開のときに観たかったけど、 ちょっと劇場数が少なかったので、見そびれたんだよねっ。 念願かなって、DVD(5.1chヘッドホン)にて鑑賞。 ...続きを見る |
ひらりん的映画ブログ 2008/05/01 03:58 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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<一家に脈々と流れる悲劇の血筋を断ち切ってしまった感があり |
ぶーすか URL 2008/04/26 12:25 |
ぶーすかさん、TB&コメント有難うございます。 |
オカピー 2008/04/27 01:41 |
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