プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画評「サムサッカー」

<<   作成日時 : 2007/11/22 14:17   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

☆☆☆(6点/10点満点中)
2005年アメリカ映画 監督マイク・ミルズ
ネタバレあり

ウォルター・カーンの同名小説を音楽畑などで活躍しているというマイク・ミルズが映画化したドラマ。

幼児の如く親指を吸う癖が取れず両親を悩ます高校生ルー・プッチは、精神的な影響を受けている歯医者キアヌー・リーヴズの催眠術により指舐めは止まったものの、不安を解消する手段を失って心が却って不安定になる。
 やがて、注意欠陥多動性障害(ADHD)と判断した教師らの強い奨めにより始めた抗欝剤のせいか自信が湧き、ディベート部の部長として大活躍して地方大会に進出するが、抗鬱剤の服用をライバルから批判されて退部、前の部長だった女友達ケリー・ガーナーからマリファナを分けて貰う。マリファナより彼女が目当てなので、彼女が何とも思っていないことを知ってまたまた不安に陥るが、麻薬リハビリ介護に再就職した母親ティルダ・スウィントンも、小さな負傷でフットボールを辞めた父親ヴィンセント・ドノフリオも、心の師匠リーヴズも彼らなりの不安に悩んでいることに気付き、自信を取り戻す。

一言で述べれば、少年の成長記録であるが、物語の起点となる指舐めが珍しいので一通り感興が湧く。
 ADHDの対処法として抗欝剤が用いられた後素晴らしい能力を発揮し始めるので、「まごころに君に」(アルジャーノンに花束を)の脳手術の如き展開になるのかと思えばさにあらず、自力で不安を克服していく一般的成長を見つめたものである。従って、物語が進行するに連れて新鮮味が減っていくものの、ミルズの展開ぶりは新人としては滑らかで、少年の心象風景をなかなか鮮やかに映し出している。
 ディベート部を扱った部分はアメリカの教育を観る上で参考になる。

新人ルー・プッチは繊細な若者像を構築して「16歳の合衆国」のライアン・ゴスリングに伍する好演。両親を演じたベテランのお二人も宜しい。

サッカー映画と間違える確率80%。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
映画評「20センチュリー・ウーマン」
☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督マイク・ミルズ ネタバレあり ...続きを見る
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2018/06/11 08:45

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
映画評「サムサッカー」 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる