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<<   作成日時 : 2005/12/02 14:17   >>

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☆☆☆★(7点/10点満点中)
1964年フランス映画 監督ルネ・クレマン
ネタバレあり

アラン・ドロン主演、ルネ・クレマン監督(「太陽がいっぱい」のコンビ)ということで邦題は洒落っ気たっぷりに「危険がいっぱい」。ジャンルは今風に言うと【コン・ゲーム】(登場人物同士の)ですかな。コン・ゲームと言っても最後は狐ではなく、いたちになってしまうのですがね。

ギャングのボスの細君と懇ろになったドロンが一味に追われて海岸地帯を逃走するサスペンスフルな一幕の後、隠れ蓑として教会で慈善事業をしていた富豪未亡人ローラ・オルブライトの運転手に雇って貰う。が、この女性も一筋縄には行かず、別荘に夫を殺したスキー教師を匿っていて、ドロンのパスポートを使って南米に逃走を図っていることが判明、さらにドロンに惚れてしまった彼女の姪ジェーン・フォンダが絡む。やがてローラが愛人に殺され、その彼がギャング団に誤認され殺害された後ジェーンは警察に追われることになったドロンを別荘に閉じ込めてしまう。

「危険がいっぱい」とは必ずしも生死だけのことではありませんよ、という幕切れも洒落っ気がいっぱいだが、サスペンスフルな序盤の後は中盤ローラの正体が暴露されるまでやや冗長。クレマンとしては気軽に作った感じで、「太陽がいっぱい」のように全力投球ではないが、やはりうまいです。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
<危険がいっぱい> 
1964年 フランス  監督 ルネ・クレマン 原作 デイ・キーン 脚本 ルネ・クレマン  パスカル・ジャルダン    チャールズ・ウィリアムズ 撮影 アンリ・ドカエ 音楽 ラロ・シフリン 出演 マルク:アラン・ドロン    メリンダ(ヒル夫人の姪):ジェーン・フォンダ    バーバラ・ヒル(アメリカ人富豪の未亡人):ローラ・アルブライト    ヴァンサン(秘密の部屋の住人):オリヴィエ・デスパ ...続きを見る
楽蜻庵別館
2005/12/17 18:34
『危険がいっぱい』〜上質のサスペンス〜
 ドキュメンタリー作品の演出家であった履歴を持つルネ・クレマン監督は、イタリアのネオ・リアリズモや自国フランスの詩的レアリスムとも異なる独特の作風でリアリズム作品を創作し続けた演出家といわれています。  実際にレジスタンス運動に携わっていた鉄道労働者たちを出演させた『鉄路の闘い』。ナチス・ドイツ潜水艦の中に閉じこめられた様子を人間ドラマとして描いた『海の牙』。そして、自然主義作家のエミール・ゾラ原作の『居酒屋』、歴史的名作である『禁じられた遊び』等々。 鉄路の闘い / ビデオメーカー ... ...続きを見る
時代の情景
2005/12/29 14:20
「危険がいっぱい」
LE CRIME ET SES PLAISIRS LES FELINS 1964年/フランス/99分 ...続きを見る
寄り道カフェ
2008/08/08 16:10
『危険がいっぱい』〜『続・禁じられた遊び』ポーレットのその後〜
 ルネ・クレマン監督については、これまでも多くのブログ仲間たちと意見交換をしてきて、たいへん充実した記事を多くアップすることができたと思っています。特に、『寄り道カフェ』のシュエットさん、それから『新・豆酢館』の豆酢さんなど、インテリ女性映画ファンとの対話は、わたしにとって実に安心感を得ることができるものでした。 ...続きを見る
時代の情景
2010/10/11 17:44

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、トム(Tom5k)といいます。TBさせていただきました。
ルネ・クレマン監督の演出はどの作品も上手くつくってありますよね。わたしは初期のレジスタンスものも好きです。
トム(Tom5k)
2005/12/29 14:24
TB&コメント、有難うございます。
クレマンは素晴らしい監督ですね。「太陽がいっぱい」「禁じられた遊び」「居酒屋」「海の牙」「しのび逢い」辺りがマイ・ベスト5。
比較的晩年の「雨の訪問者」にもしびれましたよ。最晩年の2,3作は往年の切れがやや失せたようにも思いましたが。
オカピー
2005/12/29 15:26
わたしはアラン・ドロンファンですので、クレマン作品は彼の主演作品が別格にならざるを得ないのですが、そうでなければ『鉄路の闘い』です。そして、『禁じられた遊び』には泣きました。
晩年はおっしゃるとおりですね。もっと、アラン・ドロンで作品を創って欲しかったです。
また、遊びに来て下さいね。では、また。
トム(Tom5k)
2005/12/29 21:21
この作品でトムさんと初めてお会いされたんですね。
私は「禁じられた遊び」でトムさんにそそのかされて(笑)本作見ました。軽いタッチながら、やはりルネ・クレマンはこういう演出は上手いですね。娯楽作品になるのだけれど、結構見応え感じて、ラストなんか上手いなって思いました。奇をてらわずに、変に時間を交錯させずに、正攻法で、どうなるねん?って思わず次の展開が待ち遠しい。こういう作品こそ、安心して何度も見たくなって、見た後良い気分になりますね。
シュエット
2008/08/08 16:16
シュエットさん、こんばんは!

>トムさん
そうでした。
すぐにトム・リプリーがHNの由来と解りました。

>クレマン
僕は重いタッチも凄いと思いますよ。
シュエットさんは「居酒屋」はやや物足りなかったようですが、もう一度観ないといけないなあ。

>正攻法で
時間交錯手法も行きつけばまた原点に戻るのではないかと思いますが。
それがいつになるか。それによって僕の映画人生も変わる(ちと大袈裟だにゃあ)。
時間のシャッフルやどんでん返しを勝負にした作品は、本格ミステリーと同じでネタばれした後も面白いというタイプではないから、繰り返しの鑑賞に堪えないですものね。
オカピー
2008/08/09 00:03
は〜い、
また見ます。
本当にこのころの作品ってストーリーはきちんと知っているけれど、それだけでなくって、奥行きがあるんですよね。だから何度観てもなにかしら新しい発見があるし、登場人物の誰かに焦点あわせると又新たなものが見えてくる。それに何と言ってもテンポが呼吸とあってるから、キチンと寄り添って観れるんですよね。
それとオリンピックに合せ方のようにロシアがグルジアに軍事侵攻しましたね。グルジアもロシアは交通路として確保したい地域。ソ連邦崩壊といても実態は、さらに悲惨ですね。
シュエット
2008/08/09 08:07
シュエットさん、こんばんは!

ぜーぜー。
ちと忙しくて頭が回りましぇん。

昔の映画は<刺激>で勝負しませんからねえ。
<刺激>で勝負しても後世に残せる作品は殆ど作れなかったのが実際でしょう。

>ロシアがグルジアに軍事侵攻
大統領であってもなくてもプーチンはプーチンです。
オリンピックを隠れ蓑にしたかな。
あの辺りはロシア帝政の昔から火薬庫ですね。
オカピー
2008/08/11 00:45
オカピーさん、懐かしい記事です。
初めて伺ったのが、この記事だったのですね。
さて、ルネ・クレマンの変遷を強引に理屈付けした記事をアップしてみましたので、TBします。ラスト・シークエンスはショッキングですよねえ。
今回の記事は私的見解もいいところですが、面白い記事が書けたとは自負しているところでもあるので、是非ともご高覧くださいませ。
では、また。
トム(Tom5k)
2010/10/11 17:51
トムさん、こんばんは。

これが初めてでしたか。
もうすぐ5年になりますね。

>面白い記事
勉強家らしいトムさんらしい記事になっているようですね。
また、勉強させてもらいましょう。^^
オカピー
2010/10/12 01:23

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