プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

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help リーダーに追加 RSS 映画評「パイラン」

<<   作成日時 : 2005/10/22 23:05   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2002年韓国映画 監督ソン・ヘソン
ネタバレあり

浅田次郎の小説「ラブレター」は日本で映画化されたが、そのリメイクに当たる韓国映画。

中国人の19歳になる少女パイラン(セシリア・チャン)が韓国に移住していた唯一の身内を尋ねるが既に米国へ移住、困り果てた彼女はチンピラの世話を受けて彼の兄貴分(チェ・ミンシク)と偽装結婚をして韓国内で仕事を見つける。夫とは面識がないが、写真を見てその親切に感謝する。彼はアダルトビデオ店を経営するヤクザだが、彼女が面会に行った当日裏ビデオの未成年への貸し出しで逮捕されてしまう。それでも恩人を慕う彼女であるが、結核を病んで1年余りで死んでしまう。

というお話が、夫とチンピラが遺体を確認し引き取る間に展開するのだが、回想ではない。手紙は登場するが、細かな話は書かれていないので、時間軸を崩したカットバック方式と言って良い。

だらけた生活を送っていた彼は彼女の手紙に残された感謝に人間らしい心を取り戻し、故郷でやり直す決心をするが、その直後に身代わりで服役することを拒まれた幹部に絞殺されてしまう。

なかなか感動的な物語で、終盤は涙もろい僕としては涙腺が緩んでしまうのだが、構成がぎこちない。特にヤクザと中国娘が絡むまでがバランス的に長すぎる。それ以上にお話に芯がないように感じられてしまうのが弱い。ヤクザが主人公なのだが、パイランの悲しさの方が記憶に残ってしまうのだ。が、二人とも死んで天国で会えることだろうと思うと救われる。

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